フランスに旅行に行ったらせっかくなので美味しい料理を食べたいですよね?そこで実際にフランスに旅行に行った人達のオススメのお店や料理を紹介します。
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鍋いっぱいのムール貝に感動したシャンゼリゼ通りのお店
フランス、パリのシャンゼリゼ通りにあるレオンドブリュッセルという店で食べたムール貝が今でも忘れられません。有名なお店なので混雑していますが、待っても食べる価値ありです。
深底の鍋に目一杯入ったムール貝が名物です。本当にびっくりするくらい入っているので食べごたえ十分です。そして肝心のお味はというと、白ワインと塩味で煮込まれたシンプルな味ですがとっても美味しいんです。
こちらを注文すると山盛りのポテトフライもついてきますので、もうこれだけでお腹一杯です。ワインと一緒に食べると最高ですね。
フランスでの初ごはんはレオンドブリュッセルというパリに9店舗ある人気ファストフード店でムール貝の山…!
食後『もう一生分のムール貝食べた…』と思ってたのに、この味にハマってしまい5日目にも食べてました。 pic.twitter.com/Daz8bEtdrk— megu (@photo_c_mei) 2015年8月9日
しかもこの店のいいところはお値段が安いこと。この大盛りムール貝がなんと15ユーロで食べれるんです。EU圏は値段が高いのでこの金額でこれだけの量が食べられるのはすごくお得だと思います。
私一人では食べきれない量だったので、2人でシェアしましたがそれでも満足できました。私は元々貝があまり好きではないのですが、ここのムール貝は美味しく食べれました。日本に帰ってきてから貝好きになったかとムール貝を試しましたがやはりダメでした。
シンプルな調理法なのにコツがあるんでしょうね。さすが伝統の味です。フランスに行ったらまた是非立ち寄りたいお店です。
パリでいただく美味しいサラダなら「Chez Papa」
フランスのパリに行ったら、絶対に訪れたいレストランが、フランス南西地方の料理を楽しめる「Chez Papa」です。パリに数店舗あるこちらのレストランのマドレーヌ店にいつもお邪魔します。
サービスもフレンドリーで心地よいお店ですが、このレストランで必ず頼むのは、「super papa」というサラダです。日本でサラダと言えば、野菜のみの軽めの食事を思い付きますが、chez papaのサラダは、お肉やチーズも入ってかなり豪華です。
そして特におすすめなsuper papaは、たっぷりの葉物野菜のほかに厚切りのジューシーなベーコンや砂肝、ゴロゴロのフライドポテトが入っていて、とてもボリュームがあります。サラダの上に白カビのチーズが乗っかっており、良いアクセントになっています。
全体的にしっかりした味付けと、素揚げしたポテトのおかげで、ちょっと塩っ気の効いたこのサラダは、ワインがグイグイ進みます。美味しいのとサラダなので、ペロっと食べられるかなと思いきや、深底のボウルのようなお皿に入っているので、量もかなり多く、お腹いっぱいになります。
私はいつも一人で平らげますが、女性の方なら、2〜3人でシェアしてちょうど良いと思います。他の料理を試してみたいとも思いますが、いつもsuper papaを注文してしまいます。
マルセイユで食べた本物のブイヤベース
夫がフランス人なので彼の故郷マルセイユには何回も行っています。マルセイユの名物料理といえばブイヤベースなのですがなかなかレストランで食べることはできませんでした。というのも本格的なブイヤベースはかなり高級料理でちゃんとしたお店で食べると1人1万円くらいにはなってしまいます。しかし昨年は結婚5周年記念ということで子供を義母に預けて夫婦2人だけで旧港にあるミラマールというお店に行ってきました。
ミラマールはブイヤベース専門店としてとても有名で本物のブイヤベースを出すお店という認定も受けています。ブイヤベースには地中海で獲れた決められた種類の魚を4種類以上使うなどの決まりがあり、世界中のほとんどのお店では本物と呼べない料理が出されているそうです。私も家でイカやタコをぶち込んで作っていましたがこれは邪道であることを初めて知りました。
ミラマールは高級感のあるお店でしたが南仏らしく明るい雰囲気なので緊張することはありませんでした。白ワインを飲みながら料理が出るのを待っていると最初はスープが出てきました。スープは黄土色できれいな見た目だとは言えません。まずはスープだけを飲んでみると魚の出汁が出ていて、サフランとニンニクの風味とマッチしていました。日本人ならほっとしてしまうような味だと思います。
ここに夫の真似をしてアイオリを付けたパンを浸して食べます。アイオリのピリッと来るニンニクの風味がスープともよく合いました。スープが美味しくてパンも食べすぎてしまいました。お腹がいっぱいになったところで魚が登場しました。大きな皿に丸ごとどーんと乗せられた魚たちはちょっと煮崩れもしていてグロテスクでした。しかしよく煮えた柔らかい魚はいくらでも食べられそうでした。デザートは食べられないくらいに満腹になり、海の幸を楽しむことができました。マルセイユのレストランでブイヤベースを食べるなら、お魚が食べられなくなるので調子に乗ってパンを食べ過ぎないように気をつけるのがおすすめです!
ほっこり落ち着くアキテーヌ地方の名物料理
フランス人夫の親戚が住むアキテーヌ地方を旅行したときに食べたスープが絶品でした。アキテーヌというと連想するのはバイヨンヌの生ハムとかフォアグラだと思います。
海も山もあり気候もいい地域なので農業が盛んで、車でドライブするとあちこちにとうもろこし畑や鴨を飼育している農家を見かけました。有名なバイヨンヌやボルドーを観光してから親戚の家のあるモンドマルサンに入りました。モンドマルサンでは親戚の家に1泊させてもらったのですが赤を使ったバスクらしいインテリアが素敵でした。
夕食で出たのが名物料理のガービューでした。キャベツや人参、玉ネギ、白インゲンマメなどの野菜とベーコンを煮込んだ優しい味のスープです。クタクタになった野菜と噛まなくても崩れるくらいホロホロになったベーコンは観光で歩き回って疲れた体に染み渡りました。見た目は白っぽくて面白みがないのですが昔からアキテーヌ地方の人に愛されてきて家ごとのレシピが伝わっているメニューなのだと感じられました。
料理を作ってくれた夫の叔母にレシピを聞くと嬉しそうに教えてくれました。普通のガービューは野菜とベーコンのみで作るそうですが彼女の家に伝わるレシピは鴨の肉も入れるのがポイントだそうです。日本ではまだまだマイナーなスープだと思うのですが体に優しくて栄養価も高く心も体もぽかぽかになるのでおすすめです。アキテーヌ地方に行ったら生ハムだけでなくスープにも挑戦することをおすすめします。