ベトナムのホーチミンに海外旅行をしたときに、公共の交通機関であるタクシーを利用したときにトラブルになりました。事前にネットで調べていて、タクシーはぼったくることが多いので、タクシーの会社を良く選ぶようにということを注意していました。元々タクシーは嫌いなのでできるだけ利用しないつもりでしたが、さすがに観光地を歩き回りホテルまでかなり遠くまで来てしまったので、帰りはタクシーで帰ろうかということになりました。ベトナム通貨はその地に観光した人であればすぐにわかりますが、ゼロがもの凄く多いので、単位を間違えやすいので、その点にも注意が必要で、ちょっとした安い買い物でも大きなお金を支払ってしまったというわなにはまりやすいのです。そして自分がそれをわかっていないと、お店の人はそれを指摘してくれないのです。
そのような状況の中で見つけたタクシーはぼったくらないというある程度の評判を得ている業者のもので、メーターをすぐに動かしてくれて、まず安心です。そしてだいたいの距離での相場の料金も事前に調べていたので、そのくらいの金額の提示がされたときに、ほっとしました。緊張感の中で乗ったタクシーでしたが、ぼったくられなかったという安堵の気持ちに変わり、お金を出すと、おつりをくれて、笑顔でタクシーを降りることができたのです。そして10歩ほど歩いたときに、ふと嫌な予感がしました。というのは自分がいくらのお金を渡していくら受け取ったかということです。それを計算したときに表情が青ざめました。なんとゼロ1つ計算間違いをしていたのです。つまりタクシーの運転手は大きめの通貨のお札を受け取ってそれに気づいていたのに、おつりは小さいものを出していたのです。これによって、本当は300円や400円ほどの料金だったのが、2000円を超えるくらいの金額を支払ってしまったことになります。それに気がついたときに、すぐに引き返してみましたが、タクシーはすでにどこかに走り去り、しめしめとにやけていたに違いありません。これだけ慎重に入念に調べていて、絶対にぼったくられないという意気込みでタクシーに乗ったのに、最後の詰めが甘かった自分へのくやしい気持ちと、そして誠実そうな顔で丁寧に応対してくれたタクシーの運転手に好感を抱いていたのに、見事にやられてしまったということで、ベトナムというのは手ごわいということを痛感させられました。大きなトラブルではないかもしれませんが、自分の中ではとても悔しいのです。