ケニアの小さな村ナマンガへ旅行に行ったら
ケニアとタンザニアの国境にある、ナマンガという小さい村に行ったことがあります。ガイドブックの後ろの方に、白黒で載っていた村。マサイの人々が静かに生活をしているから、カメラを向けて、むやみに撮影してはいけないという言葉を読んで、どうしても行きたくなりました。
ナマンガで乗り合いバスを降りると、運転手に伝えると、びっくりされました。「ここは国境だから超えるんだよ、泊まるところではないんだよ」と言われましたが、「マサイの村に行きたいから」と行ってバスを降りました。
休憩所でお茶を飲んでいたら、マサイの女の子に声を掛けられたので、「マサイの村に行きたいから、バスを降りたの」というと、大爆笑されました。
女の子はすぐにマサイの男の子を連れて来てくれ、ダニエルと名乗っていたマサイの男の子が、私を案内してくれることになりました。彼は、3つの集落に私を連れて行ってくれました。英語が上手だった彼は、マサイの人々と私の通訳をしてくれたので、とても助かりました。
ガイドブックにカラーで載っている有名な観光地もいいですが、私はダニエルと歩いたナマンガの景色がとても印象に残っています。
子ヤギを抱いて、ニッコリ微笑んでくれた女の子、夕暮れの中、楽しそうに歩いていたマサイの男の子たち、果てしなく続くサバンナの景色、ダニエルの友人と食べた夕食。何気ない光景がずっと色褪せずに私の心に残っています。
いつかまたアフリカに行った時も、有名な観光地だけではなくて、自分の行きたいと思う所に行きたいです。
ケニアの国立保護区でサファリを満喫
私はケニアに観光に行ったことがあります。ケニア3大国立公園のうち、マサイ・マラ国立保護区と、ナクル湖国立公園の2か所をサファリし、ライオンやシマウマ、チーター、インパラといったたくさんの野生動物をウォッチングすることができました。ラッキーなことに、チーターが草食動物をハンティングするシーンさえ見ることができました。
また、オプショナルツアーとして、マサイ族の村を訪問し、歓迎ダンスを踊ってもらったり、村の中を見学させてもらったりしました。
時間に余裕があるならば、この2つの国立公園に加え、タンザニアとの国境近くにあるアンボセリ国立公園も訪れることをお勧めします。
アンボセリ国立公園の見どころは、なんといってもアフリカ最高峰の霊峰キリマンジャロを背景に見られるゾウの群れです。ゾウは、マサイ・マラでもほとんど見ることはできません。
またケニアを再び訪れるとしたら、マサイ・マラ国立保護区で催行されている「バルーンサファリ」に参加してみたいです。バルーンサファリは、気球に乗って、広大なサバンナの上空から野生動物を見ることができる、優雅なサファリです。
やや料金は高いですが、上空から一望できるサバンナや動物たちの暮らしもまた、絶景であることに間違いありません。
感動的なフラミンゴの大群に会えるマサイマラ国立公園
ケニア、タンザニアに1か月滞在していました。目的は観光。野生動物を見ること、キリマンジャロに登ること、島を訪れること、マサイの村を訪問することでした。いつも計画は大ざっぱに立て、現地に行ってからどう動くか考えることにしていました。
マサイマラ国立公園を出て、ナクル湖に向かい、翌朝早朝にフラミンゴを見に行くことになっていました。ピンク色の綺麗なフラミンゴを見に行くことに、特に楽しみだと感じることはありませんでした。みんな、大したことはないと言っていたからです。でもまあ国立公園の中なので、他の動物も見ることが出来るのから、行くだけでも価値があると思っていました。
翌朝は雨。寒くて、外に出るのが億劫でしたが、ベルギー人の夫婦、アイルランド人の女性、韓国人の男の子に私。みんな静かに車に乗って、湖に向かいました。
始め一本のピンク色の線が見えました。その線は近づくたびにだんだん太くなって行って、最後にはフラミンゴの大群になっていました。全部ピンク。なんと感動的な光景。言葉になりませんでした。
運転手が、ここだけは外に出てもいいから、と言ってくれたので、雨にも関わらず、みんな外に出てフラミンゴの大群のエネルギーを五感で感じました。
早朝で雨が降っていたので、沢山のフラミンゴがいたのだと思います。旅は何か起こるかわからないです。みんな、大したことないって言っていたのに。旅をする時は自分の勘がも大切だと思いました。