海外旅行でモンゴルを訪れるのは普段の生活を忘れて自然に溶け込み、身体を癒やすにはとてもおすすめ出来る国です。
モンゴルで遊牧民一家からごちそうの羊をごちそうに
椎名誠のエッセーを読んで、モンゴルの大草原で馬に乗りたいと思い、妹と2人でモンゴル旅行に出かけました。団体ツアーは制限されるので、個人旅行専門の手配会社をネットで探して、1週間の旅行にでかけました。
ウランバートル発着で、市内観光をしたあとに、遊牧民の暮らすゲルにホームステイをして、そのあと、チンギスハンの隠れ湯という温泉を目指すという内容でした。
ツアーは、私達2人にモンゴルで日本語を勉強しているという若いモンゴル人女性ガイド、それからモンゴル人ドライバーの4人ででかけました。
ホームステイするという遊牧民はガイドさんの親戚のおうちでした。道なき道を進み、途中たまに出会う遊牧民に、目的のファミリーのことを伝えながら、ホームステイ先を探しました。地図もカーナビもないのに、なんとか到着し、そのお宅に2泊しました。
遊牧民一家は、私たちの訪問を歓迎してくれて、貴重な羊をバラしてご馳走してくれました。その家の子供たちは喜んで食べていましたが、日本人な私達には、ちょっと野性味が強すぎてほとんど食べれませんでした。
一番楽しかったのは、憧れていた大草原で馬に乗ったことです。もちろん補助についてもらって、ゆっくりと乗ったのですが、とてもおおらかな気持ちになりました。
日本ではなかなかできない経験をたくさんすることができました。またいつか行ってみたい国です。
中国、内モンゴル自治区
内モンゴル自治区は中国とモンゴル国の間にあり、厳密には中国の領土とされています。広大な草原が広がり、まさに大陸を感じさせてくれます。ウェルカムドリンクは50度あるお酒でした。
「パオ」に泊まる!
現地の住民はパオ(ゲル)と呼ばれる移動式テントで生活をしています。観光客が泊まるためのパオもあり、観光客も本場の生活感が味わえます。中には布団なども用意されており快適でした。夜になると、見たこともないような満天の星空を楽しむことができました。
食事は質素
現地の人たちと同じ食事を用意していただきました。お粥や、具のない肉まんのようなものが出てきました。メインであろう羊のお肉は、においがきつく残念ながら食べることができませんでした。リアルな食文化を体感できました。
乗馬とモンゴル相撲
内モンゴルでは、人と馬がともに生活しています。ゲスト向けの乗馬体験もあり、馬に乗り草原をパカパカと何も考えずに過ごすのも、なかなかよいものでした。
そして有名なモンゴル相撲。胴衣を着て相撲を取ります。日本の相撲とはまた違い、パワフルで迫力があります。子どもであろうが容赦はありません。それがまた、内モンゴルでの歓迎する気持ちなんだろうと感じたのでした。
まわりきれないほどの観光地を見て、華やかな料理を食べ、買い物をするといった海外旅行も魅力ですが、何もない草原で現地の人たちと密に過ごす時間も、素敵なものでした。