海外旅行へ行った時に空港から宿泊場所のホテルなどに移動する時に、もしくはその逆の場合の移動の際に空港から出発(空港へ到着)しているシャトルバスを利用することがあります。安くて便利なので利用する方も多いでしょう。また、海外では車を運転される方は少ないので、移動の足として市内を巡るのもバスを利用することは多いですし、隣国などもバスで行くことが出来たりします。そうした海外旅行先でバスを利用する機会が増えればおのずとトラブルも発生しやすくなるので、注意しましょう。
ここでは海外旅行先で起きたバスに関するトラブルの事例を紹介しています。
目 次
バスのトラブル事例1:フランスからの帰国時のシャトルバスが接触事故
私が経験した海外旅行のトラブルは帰国のために空港へ向かうシャトルバスが接触事故を起こしたことです。フランスのパリで観光旅行を個人の一人旅でしていたのでツアーの団体でもなく、添乗員もついていないのでこの接触事故について自分で判断しないといけない状況でした。
どんな経緯で事故が起きたかというと、パリのオペラ座の前のバス停からシャルルドゴール空港へのシャトルバスだったのですが、パリの狭い街中を空港行きの大きなバスが縫うように走るので到着した時も危ない感じはしました。それでも運転手は慣れているのでそこまでは心配しなかったのですが、帰国のために利用した時にちょうどただでさえ狭い道路で工事がされていて、道幅が片道状態でした。かなり狭いと思っていたところに工事車両とバスのミラーが接触してしまい、ミラーが壊れてしまいました。幸い、運転手を含め乗客のけが人などはいなかったのですが、このバスは飛行機を利用する人がほとんどです。そして事故を起こしたので、バスは停車してしまいました。
シャトルバスの事故で飛行機に間に合わない!?
乗客はみんないつ動くのか、飛行機に間にあうのか不安でそわそわし始めました。バスを降りて違う方法で空港に行かなければならないのかいろいろと考えだしていましたが、15分ぐらいで代わりのバスが来てくれるような案内がありました。乗客は代わりのバスに乗り換えてかろうじて20分から30分ぐらいの遅れで空港に到着しました。
トラブルが起きるかもしれないことを予想して早めの行動を!
空港には出発の2時間前と言われるのでこれぐらいの遅延ではなんとか影響なしに飛行機に乗れて無事帰国できました。こういうトラブルはどうしようもないですが、やはり時間に余裕を持つことが個人でできる予防だと思います。出発の2時間前に到着しておくというのはいつも早すぎるのではと思っていましたが、こういうトラブルがあると納得しました。
バスのトラブル事例2:バスの中に中国人民解放軍が入ってきた
二年前に中国の広西省チワン族自治州とベトナムの国境地域に位置する、美しい滝で有名な徳天大瀑布へ観光に行きました。日本からツアーを申し込み、中国人のガイドが添乗する中、総勢20名で旅はスタート。宿泊していた南寧という都市から徳天大瀑布までは約250kmの道のりで、オフロードの様な道なき道をバスに揺られて移動します。さすがにここまで来ると、北京や上海とは違い周りには森と崖しかありません。
綺麗な橋が見えるところで大自然バックにバスが停車したので、トイレ休憩なのか思い、橋の写真を取ろうと窓を開けた時でした。軍人がバスの中に入ってきて、私を思い切り睨み付け「パスポート」と低い声で言ってきました。その時ばかりは中国人ガイドもびっくりしたのか、中国語で「この人たちは日本人です、日本人です」と、これでもかと説明をしてくれていました。
その頃中国とベトナムの政治の状況が緊迫していたことと、国境付近のため亡命する人が多く、私が写真を撮って亡命者に情報を漏らしていると勘違いされたため、軍の人が入って来たそうです。さすがに中国人民解放軍が目の前にやってきて睨み付けられると、本気でちびりそうになりました。
バスのトラブル事例3:わざと安いチケットを手渡された
海外旅行では現地の移動時にバスを使うことがあると思います。そのバスの乗り方は国によって様々ですが、日本のように後払いではなく先払いのことが多いので、自分が行く国のバスの乗り方については事前にチェックしておくことをオススメいたします。海外旅行先でバスを上手く利用出来ると行動の範囲が広がるのでぜひとも、活用してみてください。ただし、時にはトラブルに巻き込まれることもあるので注意してください。今回は私が実際に遭ったバスのチケットトラブルについて紹介します。
カナダで支払った金額とは別のチケットを渡された
以前、カナダへ海外旅行に行った時に交通機関でトラブルに遭いました。具体的にはバスに乗った時なのですが、支払った額とは違う安い方のチケットを渡されました。私は高い方のバスチケット分の料金を払っており、それがないとバスから地下鉄への乗り換えが出来ませんでしたので、これはどうにかしなければいけないと思い、バスが停車した時に、片言の英語で運転手さんに話かけました。すると、きちんとチケットを渡したと一方的に言われましたので、これはトラブルだと察し、こちらも強きに出ることにしました。結果的に、支払った分のチケットを渡してもらえたので、良かったのですが、おそらく向こうは、私が日本人だと察していたのではないかなと思います。バスに乗る時に、愛想良く笑顔で乗ってしまいましたので(現地の人に、愛想良くした方が良いと言われていました)、それで足元を見られたのではないかなと思います。
海外でお金に絡む行動は特に日本人は注意!!
海外では日本人はどんな格好をしても、お金を持っている印象を与えてしまいますので、海外へ行く時は、特に格好に気を付けた方がいいと思いました。海外だからとオシャレをすると、それが海外では、日本人は裕福だとのイメージを与えてしまいますので、言ってしまえば、自宅で過ごすような恰好で行く方が、日本人の場合は調度良いのかなと思いました。