海外旅行へはだいたいの場合「飛行機」を利用します。そのため、飛行機でのトラブルは大なり小なり一度は経験したことがある方もいらっしゃるでしょう。ここでは、そんな海外旅行でのトラブル事例として飛行機にまつわるものをご紹介します。
目 次
飛行機トラブル事例1:飛行機乗り継ぎでオーバーブッキングのトラブルに
私は仕事で初めて海外に行くことになりました。私はとても英語が苦手なのですが、今までの海外旅行は英語が堪能な友達と一緒だったり、ツアーコンダクターのいるパック旅行だったりして、英語ができなくても特に問題はありませんでした。しかし、今回は私一人。目的地に行けば日本人の駐在員がいるので問題ないのですが、道中がとても不安でした。入国審査を無事に通過できるのか? 飛行機の乗り継ぎがあるのだけど時間に間に合うのか? 乗継便の出発場所に無事にたどり着くのか・・・? とても不安だったので、簡単な日常英会話や乗り継ぎの空港内の経路など、出来る事はなるべくしてその日を待ちました。
いよいよ出張当日、成田から飛行機に乗って出発しました。実は飛行機が苦手で、機内でも全くリラックスはできません。揺れるたびに緊張してしまいました。また、海外の航空会社だったため、キャビンアテンダントは日本語が通用しません。水を頼むのすら発音が通用せず、なかなか困りました。しかもエコノミークラスのため狭く、乗り継ぎの空港に着くころには相当ヘトヘトになっていました。そんなこんなで10時間以上飛行機に揺られ、いよいよ乗り継ぎの空港に到着しました。最初の関門、入国審査です。入国審査の対策として、出張のスケジュールの英語版を作成し、持参しました。審査員に対して短期間の仕事の出張に来たことを伝えスケジュール表を見せたら結構あっさりと通過できて、ほっと肩をなでおろしました。
ただ、これだけではミッションが終わっていません。次の乗り継ぎの飛行機に乗らなくてはならないのです。荷物をピックアップして掲示板を確認、乗り継ぎ先の出発ロビーへと急ぎます。搭乗開始しており時間的にあまり余裕はなかったのですが、無事に間に合うことができました。ほっとしながらそのまま搭乗しようとしたのですが、チケットを見せた係りの人に「ちょっと待って。」と言われました。なんだろうと思いながら待っていたのですが、なんと私の乗る飛行機がそのまま行ってしまったのです!
私は半分パニックになりながら、係りの人にどうすればいいんだと拙い英語で食い下がりました。すると詳細は理解できなかったのですが、オーバーブッキングであの飛行機には乗れない、次の飛行機を用意するから待て、席が確保できたら呼ぶから。という意味の話をしてきました。そういえば、乗り継ぎ便のチケットには座席番号が書いてありませんでした。当初、それを見たときにはそんなものなんだと、漠然と思っていたのですが、まさかオーバーブッキングに当たるとは。全く想定していない出来事に途方にくれました。とりあえずは現地の駐在員に電話、状況を伝え、落ち合う時間には間に合わないと話をしました。
結局、次の便は空席がなくその次の便まで待ちました。8時間も。しかもその飛行機がトラブルで1時間遅れで出発というおまけ付き。目的の空港にたどり着いたのは現地の夜中の11時過ぎでした。本当にクタクタになりながらホテルに着き、ぐったりと寝たのです。乗り継ぎのオーバーブッキングは当たってしまったらどうしようもないです。パニックにならないで落ち着いて行動しましょう。係員とお互い理解するまで話をして、指示を待つのが賢明です。そんなお話でした。
ユナイテッド航空便、弊スタッフのさっさんとしばちゃんがオーバーブッキングで席が決まらず。やばいよ、リアルユナイテッド航空なっちゃうよ、アジア人だしやばいよ pic.twitter.com/JgJZ25KnBg
— buta (@kuritaco) 2018年2月9日
飛行機トラブル事例2:オーストラリアで税関検査が厳しすぎて飛行機に乗り遅れる
オーストラリアに行った時のことです。東京ーシドニー、シドニーからメルボルンまでの航空券を2か月前ほどに買いました。オーストラリアは昔、住んでいたこともあり、シドニーまでは日本の航空会社から買って、オーストラリアでの国内線の便を自分で別の航空会社で買いました。
いざ、出発すると、出発する時間が2時間変更になっていたようで、2時間遅れで出発しました。もちろん、シドニーに着くのも2時間遅れでした。さて、私が買った国内線の便、乗り継ぎの時間を最小限に収めるためたかったので、もともと3時間くらいしかありませんでした。2時間遅れでついた国際線・・・・でも頑張ればまだ間に合う・・・と思い焦っていました。税関を急いで通過できればどうにかなります。
しかし!オーストラリアの税関はとても厳しいのです。「食べ物」を持っていればそれが何か詳しく聞かれます。私は、オーストラリアに住んでいる友達がいたので、その友達から日本食を持ってくるよう頼まれていました。鞄の半分が食べ物でした。その場合、スーツケースを全てチェックされるのです。
結局、税関を通過したころ、あと10分で飛行機が出発という時間でした。チェックインは出発の30分まえまでだったので、私は国内線を逃しました。初めて、飛行機に乗り遅れました。近くにいたクルーにどうにかできないか聞いたら、「飛行機を逃す人は毎日いるんだから」と言われて、心が折れたことを覚えています。空港で涙を流しました。結局、次の便を少しディスカウントしてくれて払いなおしました。あれから、私は少し強くなった気がします。
飛行機トラブル事例3:帰国前日にお酒を飲みすぎて飛行機に乗り遅れた
これは、スクーバーダイビングの仕事をしていた頃の話なんので今から約15年前の事です。まだ、スクーバーダイビングの仕事をし始めたばかりで、修行の為に一人でサイパンに行きました。初めての海外という事もあり少し緊張ぎみでした。日程は2泊3日で、日本の海(伊豆半島)とは比べものにならない程綺麗な海でダイビング自体は非常に満足の行くものでした。
帰りの飛行機ですが、朝5時くらいの一番早い便に乗ることになっていたのですが、前夜 現地のダイビングスタッフを意気投合し遅くまで呑んでしまいました。翌朝、飛行機に間に合うように起きる事は出来ました。余裕を持って空港に着きソファーで出発を待っている間に爆睡してしまったんです。目が冷めた時は時すでに遅し、飛行機はグアムに向けて出発してしまった後でした。初めての海外で英語も喋る事も出来ない。しかも、所持金は数百円レベル。仲間もいないたった一人でこの境遇に置かれる事はだいの大人が号泣しそうにになる程でした。
泣いて佇んでいるわけにもいかず、そばにいた空港のスタッフらしき人に身振り手振りでこの状況を説明した所、その優しいスタッフさんは次の便に乗せてもらえるように手配してくれました。通常はどうかはわかりませんが、追加の費用がかからず乗せてもらう事ができました。今回のトラブルでは、あまり余裕を持ちすぎると良くないという事を実感しました。